お腹が力に入った時に尿がもれる腹圧性尿失禁とは?

腹圧性尿失禁とは、腹圧が加わった際に起こる尿漏れです。例えば、咳・くしゃみ・運動時・重い荷物を持った時など、お腹が力に入った時に尿がもれてしまうのが特徴です。

女性の尿失禁で最も多く、週1回以上経験している女性は500万人以上いると言われています。重症になると歩いただけで尿が漏れるようになる恐れがあるので、心当たりがある場合は早めに対処することが大切です。

腹圧性尿失禁は、尿道を締める役割を担っている尿道括約筋など、骨盤底の筋肉の緩みから起こる
尿漏れです。骨盤底の筋肉が緩むと、膀胱の出口が下がるとともに、腹圧がかかった際に尿道が通常時よりも大きく動くようになるため、尿が漏れやすい状態となります。

腹圧性尿失禁について骨盤底の筋肉が緩む要因としては、出産・加齢・閉経後の女性ホルモンの
低下・肥満・便秘などが挙げられますが、男性よりも女性に多いのは出産に加えて膀胱から尿道までの距離が短いためです。

男性の場合は、前立腺の手術により尿道括約筋が傷つくことで引き起こされることもあります。また、腹圧性尿失禁は、急に尿意を感じてトイレに行こうとしても間に合わずに漏らしてしまう切迫性尿失禁を合併するケースもあります。

 

骨盤底筋を手軽に鍛えられるインティマウェーブ治療

腹圧性尿失禁は、重症になると手術によって尿道を吊り上げたり、コラーゲンを注入して尿道の筋肉を強化する必要があります。

一方で、比較的軽症であれば骨盤底筋を鍛えることで症状の改善を図ることが可能です。また、骨盤底筋のトレーニングは一人で取り組むことも可能ですが、トレーニングは正しく行わないと十分な効果は得られません。加えて、トレーニングによる腹圧性尿失禁の症状改善効果が現れるまでには2~3ヶ月ほどかかるので、根気強く取り組む必要がありますが、手軽に骨盤底筋を鍛えたいという方におすすめなのがインティマウェーブ治療です。

インティマウェーブ治療とは、着衣のまま座るだけで骨盤底筋を鍛えられる治療法です。この治療法では、磁気刺激を加えることで効率的に筋力を増強させることができます。

インティマウェーブ治療とは

磁気を用いることで、自発的なトレーニングや電気刺激では到達できない部位の筋肉まで刺激することができるのが特徴で、30分ほど座っているだけで骨盤底筋が鍛えられるので、手軽に腹圧性尿失禁の症状改善を図ることが可能です。

また、治療後に筋肉痛や倦怠感、生理不順などが現れることが
ありますが、いずれも一過性の症状となっており短期間で治まるため安心して治療に取り組むことができます。

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